ピラティスは、体幹やコアを中心にさまざまな筋肉を鍛えることができ、その効果をサポートするためにも、筋力を強化する食事をバランスよく取ることが大切です。
筋肉を動かすためには、エネルギーが必要不可欠です。エネルギーが不足していると、筋肉が分解されてしまい、筋肉の低下が起こりやすくなります。長時間しっかりと運動する場合に特にエネルギー補給をしっかりと行いましょう。
運動後は、肉や魚、卵などの筋肉の主材料であるタンパク源もしっかりと摂取することが大切です。タンパク質の代謝を促進するビタミンB6を多く含む魚やレバー、鶏のささ身やバナナなどの食事を摂取するようにしましょう。また、アルコールの大量摂取は筋肉低下を促進させてしまいますので注意が必要です。
そして、筋肉を動かすために重要な骨の主材料であるカルシウムを多く含む乳製品や大豆製品、煮干し、小松菜などの食品、マグネシウムを多く含むアーモンドや玄米、これらの吸収を高めるビタミンDを多く含む魚やキノコ類なども合わせて取りましょう。
食事をすると、血液は内臓での消化のために使われやすく、筋肉まで行き届きにくいため、食後すぐに運動しても筋肉を鍛える効果が薄れてしまうので、食後すぐの運動は避けましょう。
日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より