ピラティスでは、呼吸の仕方を意識することも重要なポイントです。
ピラティスで行う呼吸は主に「胸式呼吸」であり、具体的には、呼吸筋(内肋間筋(ないろっかんきん)、外肋間筋(がいろっかんきん)、横隔膜)の中でも主に外肋間筋を使って胸郭を最大限に膨らませ、肺に限界まで空気を入れたら今度は絞り出すように吐く、というものです。このとき、おへその内側に引き込んでお腹を薄くし、その状態を固定したまま、胸郭は最大限に膨らませるという「呼吸による筋肉運動」を行います。
胸式呼吸を行うことで、体幹にある腹横筋が反応し、引き続いて背骨の椎間を支える多裂筋や骨盤を支える骨盤底筋群が反応し始め、コアを鍛えることができます。
日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より