情緒感情では、その人の嗜好(色の好き嫌い)や、育った国や文化によって影響を受けるため、色に対する心理的影響は個々人で大きく異なります。
例えば、各国における「高貴な色」の違いもその一つです。日本では、高貴な色は「紫」のイメージがありますが、これは昔、聖徳太子が「冠位十二階」をいう階級分けで、最高位の色を紫としたことが起源とされています。しかし、イギリスでは、王室のイメージカラーであるロイヤルブルーの「青」が高貴な色とされています。
そのほか、色による情緒感情は性別や年齢によっても左右されます。
日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より